「アクセルが戻らない」また起こった!事故を回避する為の緊急手段とは|80代の運転手が事故

元教習指導員しんちゃんです。今回はとても悲しい事故ニュースを拝見したのでそれについて書いていきます。

4月19日正午すぎ、東京・豊島区の交差点で発生した、9人が死傷した暴走事故。この事故で31歳のお母さんと3歳の娘さんが亡くなったそうです。うちの家族と同じような年齢だったのでとても驚いたし悲しかったです。今後このような事故を起こさない為にも緊急時における回避方法を書いていきます。

以下、ニュースの内容です。

19日正午すぎ、東京・豊島区の交差点で発生した、9人が死傷した暴走事故。

現場近くの防犯カメラには、左から自転車が渡り始めた横断歩道に、銀色の乗用車が猛スピードで侵入し、自転車を跳ね、その後、ごみ収集車に衝突する事故の瞬間がとらえられていた。

この事故で、自転車に乗っていた松永真菜さん(31)と、娘の莉子ちゃん(3)が死亡。

歩行者など、7人が重軽傷を負った。

乗用車を運転していた87歳の男性も胸を強打し、病院に入院した。

亡くなった松永さん親子の親族は、「まさかうちの人間がという気持ち。なんで出かけたのかもわからないし」と話した。

現場は、JR池袋駅から1kmほどの場所で、サンシャイン60からも近い人通りの多い交差点。

池袋駅方面から走ってきた乗用車は、まず横断歩道で男性1人をはねたあと、停止することなく直進。

およそ70メートル先の交差点で、自転車で横断していた松永さんと莉子ちゃんをはねたあと、ごみ収集車と衝突。

このとき、複数の人が事故に巻き込まれた。

目撃者によると、乗用車は信号を無視して突っ込んできたという。

目撃者は、「間違いなくここの交差点に関しては信号無視だったと思う。ノーブレーキで、そのまま次の交差点まで一気に。(時速)100km近いと思うけど」と話した。

信号無視、そしてノーブレーキ。

運転していた87歳の男性に、いったい何が。

警視庁が男性の車のドライブレコーダーを調べたところ、最初に自転車の男性をはねた横断歩道のおよそ70メートル手前で、道路のガードパイプに接触

その直前、同乗していた妻とのこんなやりとりが録音されていたという。

妻「危ないよ、どうしたの」

男性「どうしたんだろう」

さらに男性は、事故直後、息子に電話し、「アクセルが戻らなくなって、人をたくさんはねた」などと話したという。

男性を知る人は、「車庫入れがちょっと危ないなという感じはしていた」、「『車はもうやめる』という話を去年あたりからしていた。だけど最近また乗っているから、(車がないと)買い物が不便で乗るのかなと」などと話した。

警視庁は、男性を過失運転致傷の疑いで任意で調べている。

引用https://www.fnn.jp/posts/00416471CX FNN様

今回の事故原因として男性は「アクセルが戻らなくなった」と話しているそうだが、果たして本当かどうかは分からない。なんせ80歳。かなりの高齢である。全員がそうではないので失礼かもしれないが、教習指導員時代の高齢者講習で相手する人はやはりこの人運転したら危ないやろなーって人は何人も居ました。

この男性の言うことが正しく、本当にアクセルが戻らなくなったのであればどうすればいいの?そもそもアクセルが戻らなくなるってどういうこと?対処法について綴っていきます。

アクセルが戻らなくなるとは?

これね、実は学生時代に1回経験あるんですよ。自分では無いんですけど、ちょうど目の前で。友人の運転で2人乗りしていて出かけてる最中に起きた出来事。本屋に用事があって停車、用事を済まして発進しようと友人がエンジンをかけたところ

 

「ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン」

 

ついさっきまで目の前に居た友人が、一瞬で前に駐車していた車に突っ込んでました。幸い友人は軽いケガで済み、事故現場の前が交番だったので事故報告。バイク買ったばかりのものだったのでバイク屋の点検不足になりました。

私の話はここまでにして、アクセル戻らなくなるとはどういうことなのか。

アクセルワイヤーの引っ掛かりが起きてしまい、ガソリンが永久的に送り込まれてしまう状態なのです。要はアクセルから足は離れてるのにアクセルペダルはMAXに踏まれてる状態。恐ろしい。

アクセルが戻らなくなった時の対処法は?

走行中にアクセルワイヤーの引っ掛かりでアクセルが戻らなくなった場合には、

①ギアをニュートラルに入れる

②ブレーキを徐々に踏む

この順番めっちゃ大事ですよ?もう一度言います。

①ギアをニュートラルに入れる

②ブレーキを徐々に踏む

なぜ、この順番が大事なのか。それはアクセル全開の状態でブレーキを踏んだとしても車は止まってくれません。なのでニュートラルにすることが一番大事なのです。

しかし!急に起きることなので冷静にニュートラルに変えることは可能なのでしょうか?ある程度の知識があれば出来ないことも無いかもしれませんが、落ち着いて行動出来るとも思えません。そういった時は、壁に正面から突っ込むのではなく、サイドをぶつけながらぶつけた影響で速度を落としていきましょう。

まとめ

今回の事故で分かるのが、やはり高齢ドライバーの運転は怖いということです。みなさんもおじいちゃん・おばあちゃんがまだ運転しているようであれば免許返納制度をすすめてみてはいかがでしょうか。